お疲れ様です。eximpです。
上司に苦労して作成したレポートを見せた時、結論だけ読んで「やり直し!」を食らったことはありませんか?
上司は最終結論とそこに至るまでの根拠が直結しなければ、それは思考が浅いとして判断し、ダメ出しをします。
なかなか結論とプロセス紐つけるのが難しく、期限が迫った状態になると、最後の詰めが甘いままにレポートアップしてしまった経験はあるでしょう。
しかし、思考の浅さは文章に出ます。それは思っている以上にバレバレなのです。
今日は、「思考の浅い文章の特徴と解決策」を独断と偏見と経験に基づき持論展開します。
思考が浅い文章の特徴
1.結論までのプロセスが直結しない
思考が浅い場合、結論に至るまでのプロセスが明確に示されず、読者や聞き手が混乱することが多いです。例えば、提案書で新しいプロジェクトの必要性を訴える際、その結論に至るまでの論理的な過程が不明確だと、上司や同僚はその提案の妥当性を疑います。
対策
1. 論理的な構造を意識する:
序論、本論、結論という基本的な文章構成を守り、それぞれの部分がどう関連しているかを明確に示すことが重要です。特に序論と本論、本論と結論の移行がスムーズでないと詰みます。
そして最も見落としがちなのが、序論と結論の関連が薄いことです。結論が序論で提起した内容に対するアンサーになっていないことが多くあります。
2. 具体的な事例を挙げる:
抽象的な説明だけではなく、具体的な事例やデータを用いることで、読者に説得力を持たせることができます。
根拠に繋がりがない
思考が浅いと、主張の根拠が不十分だったり、矛盾していたりすることが多いです。たとえば、売上向上のために新しいマーケティング戦略を提案する際、具体的な市場分析やデータに基づかない提案は、信頼性に欠けます。
対策
1. データを活用する:
提案や主張に対して信頼できるデータや統計を用いることで、根拠を強化することができます。
2. 専門家の意見を引用する:
信頼性のある専門家の意見を引用することで、自身の主張に重みを持たせることができます。
曖昧な表現が多用される
曖昧な表現は、聞き手や読み手に不確実性を与え、誤解を招きやすくなります。例えば、「このプロジェクトはおそらく成功するでしょう」というような表現では、確信が伝わりません。
対策
1. 具体的な表現を心掛ける:
曖昧な表現を避け、具体的な数字や事実を用いることで、伝えたいことを明確にすることができます。
2. 簡潔な言葉を使う:
無駄な装飾を省き、簡潔な言葉で表現することで、メッセージを効果的に伝えることができます。
指示代名詞が多くなり、伝わる人にしか伝わらなくなる
文章のみならず、日常会話でも指示代名詞を多用する人がいます。「それ」や「これ」などの指示代名詞です。
指示代名詞が多用されると、文脈が不明確になり、特定の人にしか理解されない内容になりがちです。
「この問題を解決するために重要です」と言っても、何が重要なのかが不明確です。
対策
1. 具体的な名詞を使用する:
指示代名詞の代わりに具体的な名詞を使用することで、文章の意味を明確に伝えることができます。
2. 文脈を明確にする:
文章全体の文脈を考慮し、前後関係をはっきりとさせることで、指示代名詞の使用を減らすことができます。
思考の深さを養う方法
ここまで、思考の浅さがどのように文章や言葉に現れるかを見てきましたが、それを防ぐためには日頃から思考の深さを養うことが重要です。
1. 読書を通じて知識を深める:
様々な分野の本を読むことで、多角的な視点を養うことができます。
2. ディスカッションに参加する:
他者との意見交換を通じて、自分の考えを深めると同時に、異なる視点を得ることができます。
3. メモを取る習慣をつける:
日常の中で気づいたことや考えたことをメモに残すことで、思考を整理しやすくなります。メモは振り返るためだけではなく、紙に書きだし俯瞰することで新たな気づきを得ることもできます。思考のブラッシュアップにも有効なのがメモです。
まとめ
思考の浅さは、文章や言葉に容易に現れ、それがコミュニケーションの質を左右します。
結論までのプロセスが直結しない、根拠に繋がりがない、曖昧な表現が多用される、指示代名詞が多くなるといった問題点は、すべて思考の浅さに起因します。これらを改善するためには、論理的な構造を意識し、具体的な表現を用い、根拠を明確にすることが重要です。また、日頃から読書やディスカッションを通じて思考の深さを養うことも不可欠です。
ビジネスシーンでのコミュニケーションの質を向上させるために、まずは自分の思考の浅さを見直し、改善する努力を続けましょう。
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